ふじみの国際交流センター(FICEC)~外国人と創る多文化共生社会~

埼玉県のNPO法人ふじみの国際交流センターの日々の活動と感じたこと

FICECの国際理解講座

みなさんこんにちは!スタッフのhikoです。

6月27日、富士見市主催「第4期 子ども大学☆ふじみ」の2回目の講義が「ピアザ☆ふじみ」で行われました。

数か月前、富士見市から「イスラム」をテーマに講義を担当してほしいとオファーがありました。そこで「隣にいるイスラム教のお友達」という目線でイスラム教文化の人たちの生活を紹介しようということになりました。

ちょうどウズベキスタン人のご一家がセンターに通ってくださっていたので、お父さんには講義を、お母さんにはお料理を、お子さんにはクイズを担当してもらうことになりました。ご一家も長年日本に住んできて、自分たちの文化のことを知ってもらう機会はほとんどなかったのでとても嬉しいと言ってくださいました。

国際理解のイベントをずっと担当している大先輩のYさんが中心になり、日本の小学生に身近にある異文化をいかに体験してもらおうかと話し合いました。「日本ではどうかな、という言葉をたくさん使おう」とか「ここは最初に質問形式にして答えを知ったら驚く、という流れにしよう」とか。納得できないこと、理解できないことも含めて異文化と接するということだ、という一見矛盾したことを子どもたちに体感してほしいな、と思いました。それでも友達になれるよ、距離はどんどん縮められるよ、と。

大学の先生や市の担当者の方たちと話し合いを重ね、お父さんが作った講義の内容を何時間もかけて一緒に推敲したり、お料理の試作やレシピづくり、ウズベキスタンについて子どもたちが興味を持ちそうなことを調べてクイズにしてみたりと、ご一家は辛抱強く協力してくれました。

当日は、お父さんの講義内容が面白くて、スカイプを使ってウズベキスタンのお友達と生中継をつないだり、お父さんと生徒とのやり取りも面白く子どもたちの集中力が途切れませんでした。

クイズやお料理も好評で、最後の質問コーナーでは質問を打ち切らなくてはならないほどでした。

知りたい、聞きたいという子どもたちの好奇心の強さにびっくりしました。知ってどう考えるかは子どもたち次第です。そのきっかけをこれからも作っていけたらと、また8月にある次のイベントに向けてスタートを切っています。

ともあれ「子ども大学☆ふじみ」はたくさんの方たちに助けていただき、無事に終えることができました。ありがとうございました。

ホッとしてその日のご飯はとってもおいしかったです!FICECのフェイスブックにも当日の様子が紹介されています!